INシンガポール★不妊治療⇨高齢出産⇨子育てinシンガポール

37歳:不妊治療開始。38歳:出産。39歳:突如として決まった夫の海外赴任に帯同し、1歳児を連れて家族でシンガポールへ。英語が話せない日本人の海外生活。

出産記録② in日赤

Hi‼︎ここぱんだです。

今年は違いましたが

例年でいうと

山の日は私たちの結婚記念日。

今年で結婚3周年。

まだ3年。

もう3年。

どう思うかは私の生き方次第。

悔いの残らない日々を

過ごしていきたいと思います。

 

出産記録②【スピード出産⁉︎】

初産にして分娩時間5時間17分

という短い時間で出産しました。

今回は出産のときのことについて

書いていきたいと思います。

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kokopanda.hatenablog.com

 

14分の闘い

病院に着いてから2時間半後

血の塊を出血したことで事態は一気に進みます。

『子宮口は8cm開いてますね』

助産師さん。

まだ余裕な話し方。

そう、私が調べたところ

初産婦だと

子宮口8cmから全開大になるのに

およそ2時間(極期、減速期)

全開大からあかちゃんが出てくるまでに

およそ1〜2時間

個人差はあるようですが、このくらいかかると言われています。

なので、私もまだ時間の余裕はあるかと思われましたが…

 

ドロッ!ドロッ!!

再び立て続けに2回出血。

「また出ました!」と私。

そこから急に周囲が慌ただしくなりました。

足にはカバーが付けられ

手には点滴が。

(私は子宮筋腫があるため点滴が必要らしいです)

一気に出産モードに。

助産師さん、医師…

人が集まってきます。

何人かはわかりません。

なんせ、私、

ずっと目を瞑っていました。。

なぜか!?

眠かった訳ではありません。

目が開かなかったのです。

でも、意識も耳もしっかりしてました。

襲ってくる激痛に耐えながら

助産師さんの会話をばっちり聞いていました。

やってきた助産師A

「旦那さんに連絡した?」

最初にいた助産師B

『うん。でも、たぶん間に合わない

間に合わない!?

うそでしょ…

衝撃の会話。。

J、なんとか間に合って欲しい…

そう願いながらも

出産が進んでいるのが自分でもわかります。

次に来たのが

何か大きいものが出る感覚!!

これがヤバイ。

あかちゃん、なんだろうけど

排便の感覚と似ていて

この状況でも

もしかして…う◯ち!?

と思ってしまう。

あかちゃんなのか、う◯ちなのかわからないけど

私は陣痛よりもこの感覚が忘れられません。

体は震え、とにかくいきみたい!

というか

自然にいきんでしまう。

初めての体験。

「なんか出る!!!」

と叫ぶ私。

『出ないよー』

助産師さんが押さえます。

『いきまないよー深呼吸しようか』

と言われますが

ムリ!!

いきむのを止めて

深呼吸するのが大変。

これがいわゆるいきみ逃しか。

と冷静な意識と

陣痛の痛みに震える体。

「出る!出る!!」

助産『大丈夫。出ないよー。』

何度この会話を繰り返したことか。

(最後まで、私は「出る」という言葉しか発してないような…)

私としてもわかるんです。

まだいきんではいけない。

Jが到着するまで耐えるんだ!!

そう思いながらも

体は止められない。

震えて力が入ってしまう。

助産師さんが、出てくるものを押さえてくれ

(私はそう思いましたが、今思れば肛門を押さえてくれていたのかもしれません。)

これが本当に助かりました。

だって、出ちゃうから。

この間に破水もしたらしいです。

これも、助産師さんたちの会話から知る。

襲いくる痛みといきむのに耐え続けていましたが

ついにあの言葉が。

『次の陣痛でいきんで』

もう、ですか?

もうすぐ生まれる?

いきみたいけど、いきみたくない。

もう少し待って欲しい…

けれど、そんな余裕なんてあるわけなく

助産師さんの掛け声で

思いっきりいきむ私。

2回くらいでしょうか。

いきんだところへ

男性の声が。

『ちょっとお手伝いするので麻酔しますね』

ああ、ついに来たんだ、

会陰切開。

麻酔はチクッとしましたが

切った感覚はありませんでした。

いきむのも、ほんの数回だったかと思います。

『出てくるよ!下見て!!』

その言葉に目を開け

足の方に顔を向けると

助産師さんが高々とあかちゃんを持ち上げました。

姿を現したあかちゃんを見ること数秒。

静かなゆっくりとした時間が流れた感覚ののち

あかちゃんの泣き声が聞こえました。

泣いたことに安堵しながら

私から出た言葉は

「生まれちゃった…」

もちろん、生まれてほしくないという意味ではなく

Jを待たずして生まれたことに対する言葉です。

Jに連絡してからわずか14分後の出産。

あっという間でした。

臍の緒が切られ

私の服がめくられ

あらわになった私の胸に乗せられました。

温かい。

そして小さい。

小さな体で小さな声で

真っ赤な顔で泣く我が子。

不思議な感覚でした。

 

そこへ、Jが到着。

私とあかちゃんの姿を見ると

よかった…

と何度も繰り返し、

涙を流していました。

その姿を見て初めて

私も涙が出てきました。

あとから聞いたところ、

5階の分娩室に着いたときに

助産師さんから『おめでとう』と言われ

生まれたことを知り

そこから涙が止まらなかったとのことでした。

よかった

かわいいね

すごいね

と言って泣くJの姿を見て

幸せな気持ちになると同時に、

立ち会うことをとても楽しみにしていたJに

出産の瞬間を見せてあげたかった

初めての我が子を一緒に迎えたかった

とより強く思い、涙が止まりませんでした。

当の本人(J)は

生まれてきた我が子が全てなので

立ち会えなかったことについては

さほど気にしてないようでした。

 

会陰切開は縫合が痛い

日赤では出産直後に

カンガルーケアを行います。

1時間以上、我が子を胸の上に抱き

初めての触れ合いタイムです。

出産の疲れと高揚感で

この時の記憶は曖昧。

体を起こすこともできず

胸の上にいる我が子の姿がよく見えない…

なのでこの時撮った写真や動画は

あとで見返すのにとても良かったです。

ほぼほぼ私は半目状態でした。。

 

カンガルーケアの間、

胎盤を娩出(後産)

会陰切開の傷の縫合

が行われました。

後産はいつ終わったのかわからないくらい。

会陰切開の縫合が痛かった。

麻酔が効いてないのか、針を刺しているのがわかる…

そして、この傷は

入院中も私を悩ませるのです。

 

スピード出産=安産!?

私の初めての出産は

予定日から5日過ぎた7日未明、

分娩時間5時間という

短い時間で終わりました。

病院に着いてから約3時間後であり、

Jと分かれてから約2時間後でした。

子宮口が8cmであることが確認されてから

15分ほどで生まれてきた我が子。

この出産報告をすると言われるのが

『安産だね!』

・・・

これって安産なの?

すんごく痛かったんですけど。。

たしかに、びっくりするほど早く生まれてきた。

けれど、私からしたらとても大変だった。

激しい痛み

止まらない震え

我慢できないいきみ

これを安産と言われると

なんだかなーと思ったり。

ただ、言えることは

たしかにこの状況が

10時間以上続くかと思うと

とても耐えられない…

想像するだけで痛くなります。。

 

あとで助産師さんから聞いたのですが

出産時、あかちゃんの心拍が下がっていたようで

早く出すために、会陰切開をしたようです。

そして生まれてきたらなんと

首に臍の緒が巻きついていたとのこと。

そんなことが起きていたなんて…

これでなかなか生まれてこなかったら

緊急帝王切開になっていたのかな…

そんな状況だったにもかかわらず

無事に生まれてきてくれた我が子に

 

生まれてきてくれてありがとう

 

と何度も伝えたい😊