INシンガポール★不妊治療⇨高齢出産⇨子育てinシンガポール

37歳:不妊治療開始。38歳:出産。39歳:突如として決まった夫の海外赴任に帯同し、1歳児を連れて家族でシンガポールへ。英語が話せない日本人の海外生活。

不妊治療記(15)【採卵編-採卵-】〜37歳妊娠への道〜

Hi‼︎ここぱんだです。

ふるさと納税の返礼品、今月はぶどうと梨でした。

旬のフルーツが美味しくいただけて嬉しいです。

 

 【不妊治療(15)〜採卵〜】

☆令和元年8月16日(金)☆

8:15リプロダクションセンター受付

トイレを済ませて待合室へ  

は採精へ。ここでいったんおわかれです。

8:25リカバリールームへ。

本日、私たちが半日過ごす部屋になります。

広さは1畳強ほどの縦長のスペースに、1人がけのソファが1台と折りたたみ椅子が一脚ありました。

そこで、検査着に着替え、帽子を着用します。

右腕には名前・番号・QRコードが入ったリストバンドをつけます。

貴重品とショーツ、ナプキンを袋に入れ、処置室へ向かいます。

ベッドに横になると、急に人が集まってきて、作業が始まりました。

看護師が左腕に血圧計

他の看護師が右人差し指に心拍計?を付けます。

男性医師(看護師?)がリストバンドのQRコードを読み取ります。

そしていつも診てくれる医師が超音波で卵巣の様子を見ます。

これらの作業を一斉に行われ、ちょっとびっくり。

急に緊張してきました…

心の準備をする間も無く、採卵が始まりました。

消毒して麻酔をされます。

『数が多いから、もう一度麻酔しますね』と先生。

なので2回麻酔しました。

少しヒリヒリすると言われたけど、さほど感じません。

ただ、お腹が張っていたので、少しの振動でも痛みを感じました。

『右側から始めます』右卵巣から採卵スタート。

看護師がそばにつき、右肩に手を置いて時々声をかけて安心させてくれました。

処置の間、左斜め前方にあるモニターを見ることができました。

モニターには、黒丸がひしめき合っているのが見えます。蜂の巣のようなイメージです。

針がその黒丸を刺すと一つ一つ黒丸が無くなっていきます。

そうです。針を刺して卵子を吸引しているんです。

刺したときにチクっとする痛みと、鈍痛…

徐々に痛みが増してきて、針を動かすたびに痛い!

すごく痛い!!

我慢していましたが、さすがに耐えきれず「痛い!!」と叫んでしまいました…

『声に出していいのよ』(看護師)

『動かずよく耐えてるね』(医師)

私は、わりと痛みに強く、我慢強いほうです。

でも、耐えられない。。

2回も麻酔したのに!!

どうやら麻酔は卵巣までは届かないようです…

自然とが出てきました。

涙を拭うにも、左腕の血圧計と右手の心拍計が邪魔をして動けません。

モニターには卵胞がまだまだ残っています。

体に力が入ります。

でも、私は涙を垂らしながら、ただモニターを睨みつけることしかできません。

なんか、ウミガメの産卵のようだな…

なんて思いながら、とにかく、、

早く、早く、早く終わってくれ!!

あと一つ…

いたーい!!!

右側終了。

『次左側ね。』

そうか、まだ左が残ってるんだ…

非情にも、先生は淡々と進めていきます。

またこんな思いをするのか。。

本気で、イヤだと思いました。

しかし無情にも、ひと息つく間もなく左側の卵巣に針が刺さります。

左側は、右に比べて少ないのが一目瞭然です。

右側の痛みが強すぎるのか、左側は痛みを感じることなく終了。

よかった…

トイレでナプキンとショーツを付けてからリカバリールームに戻ってゆっくり過ごすようにとのことでした。

まったくおしっこをしたい気持ちはありませんでしたが、トイレに入ると、無意識に便器に座っている自分がいました。

麻酔のせいでしょうか。ボーッとしていました。

リカバリールーム前でJと再会しました。

痛みと、Jに会って安心したのと…

再び涙が出てきました。

Jは、泣いている私を心配そうに見守り、手をさすってくれました。

すぐに看護師が「痛いところに当てるといいよ」と

温かいタオルを持ってきてくれました。

下腹部にあてると、痛みは消えませんが、ラクになりました。

落ち着いたところで、Jに処置室でのことを一通り話しました。

時計を見ると9:10

おそらく、処置自体は10〜15分ほどだったと思われます。

その後もリカバリールームでゆっくりJと話しながら過ごし、少し寝ました。

10:00看護師が様子を見に来ました。

体調の変化はなく、お腹の痛みは少し和らいできていました。

トイレに行くので歩くと、やはりまだ痛みを感じました。

着替えたら水分甘いものを取っていいとのことだったので、買ってきた水とお気に入りのクランキーチョコレートをJと食べました。

看護師が新たに温かいタオルを持ってきてくれたので、再びお腹に当てます。

少し元気になり、スマホもいじれるまで回復しました。

 

13:00待合室へ。

13:05診察

 

 つづく。